らっちの雑記

ブログネタにもならない雑記を書きなぐってみる

日記:2022/10/4

今日はミサイル騒ぎで一日が始まった感じ。午前中はずっとテレビを点けっぱなしにして「情報収集」にあたっていた自宅警備員ですw

情報の収集と分析、と言うと、仕事柄どうしても関係してくる部分が出てきてしまうので少し仕事に絡んだ感じで日記にまとめてみようかな。

情報の分析

今日(10/4)のJアラート第1報、第2報あたりで、北海道・青森・東京(島しょ部)が対象になっていた。単純にその情報だけを抜き取ってみれば、ミサイルは太平洋方面に発射されたのだろうと推測は可能なのだが、ネットではかなりの確率で「東北と東京にそれぞれミサイルが飛んでくる」という書き込みがあった。

地図の見方、と言うかいわゆるメルカトル図法的地図で考えれば2つの方向に直線的に軌道を描かなければ東京のしかも島しょ部には届かないという考えなのだろう。ただ、だとすればその前に複数の県を通過することになるのだが、その説明ができていないというのはどういうことなんだろうな、と思う。

ちなみに、「誤報」ではないのだが、これまたかなりの確率で見た書き込みで、「地下に避難したくても地下がない」という書き込みが多かったこと。Jアラートによれば*1

(前略)建物の中、または地下に避難してください。 (Jアラート第一報:2022/10/4 7:27より転載)

とあるが、どのエリアにおいても建物か地下に避難すればいい、と読めるのだが、なぜ地下にこだわるのだろう、と言うのが気になった。

そういえば以前、読解力の低下に関するネットの記事を見たことがあるが、コレもそのたぐいのモノなのかな、と感じた。

bunshun.jp

要は「避難」と言う言葉にそのままつながっている、つまり句読点を挟まない直前の場所のみが避難場所として認識されている、ということ。こんな短文でもわかんねぇのか、とすごく唖然とした。

飛行軌道の分析について

AIのことを学んでいると、ミサイルの飛行軌道に関してもどうやって分析しているのかが気になるところではある。残念ながら兵器に関する知見は全くないのでわからないことだらけ、ではあるが、少なくともミサイル≒ロケットに関しては固定燃料を使った推進装置であれば燃料の出力調整ができないため、単純な飛行経路・飛行軌道となる、ということはわかっている*2

なので、仮に着水*3地点と推進装置の仕組みがわかれば(≒おおよそ見当が付けば)発射時刻と着水時刻から経路軌道は容易に計算ができるはず。逆に複数の推進装置があり、それが調整可能なものである場合*4はそれらの情報も加味していろいろ計算をして経路軌道の推定に至るはずだ。

結局今回のミサイルは上から見れば直線的かつ横から見れば放物線に近い軌道で発射され着水したようなので、それほど難しい計算をすることなく軌道の特定ができたのだろうと思うが、もし複雑な軌道を描いていたとすればきっと俺は今日そのこと(軌道の計算方法)で悩んでいたはずだw

で、気になるのは今回のJアラートで当初範囲に含まれていた東京である。もし、軌道の調整が可能なミサイルであった場合、横方向への軌道変更は果たして可能なのかどうか。そんなことができるようになれば、それこそ「どこにでも打ち込むことができる」ことになってしまうのだが。

分析関係なく、技術の進歩ってすげぇな、と思いつつ戦争は怖いよね、とも思った一日でしたとさ。

*1:Jアラートを転載しているTwitterの書き込みを貼り付けようと思ったが情報の誤った拡散が怖いので止めておく

*2:スペースシャトルの補助ロケットが確かそんな仕組みだったような

*3:あえてこう書いています

*4:いわゆる「変則軌道」というヤツ?